TOTO健康保険組合の運営
健康保険組合とは | |
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健康保険の仕事はもともと政府が行うもので、常時1人以上の 従業員のいる法人の事業所、常時5人以上の従業員のいる個人経営の事業所などは政府管掌保険に加入します。しかし常時700人(同種・同業の事業所を集めての場合は3000人)以上のいる事業所では、事業主の申請によって厚生労働大臣の認可を得て健康保険組合を設立し、政府に代わって事業所の実態に即した健康保険の仕事を運営することができます。これを組合管掌健康保険といいます。 TOTO健康保険組合は昭和1年12月25日に設立され、独自性をいかしながら健康保健事業を運営しています。 | |
組合会 | |
組合会は最高の議決機関です。規約、保険料、事業計画、予算、決算など重要事項を決めます。組合会は、事業主が選んだ選定議員と被保険者が選挙で選んだ同数の互選議員で構成されています。 | |
理事会 | 理事会は、組合会で決定したことを執行する機関です。理事会は、選定議員と互選議員の中から選ばれた、それぞれ同数の理事で構成されています。 |
理事長 | 選定議員から出た理事の中から、理事長1名を選びます。理事長は組合運営の最高責任者で、組合を代表します。 |
常務理事 | 理事会の同意を得て、理事長が理事のうちから常務理事を指名します。常務理事は理事長を補佐し、日常の事業運営に必要な事項の処理にあたります。 |
監事 | |
選定および互選議員の中から各1名の監事を選出し、業務の執行や財産の状況について監査します。 | |
健康保険組合の財政 | |
健康保険組合の会計年度は、毎年4月1日から翌年3月31日までで、その年の支出はその年の収入でまかなう単年度経理になっています。 収入の大部分は、みなさんと事業主が負担する保険料で、そのほかに、多少ですが事務費の国庫補助、雑収入などがあります。 支出のうち一番多いものは、納付金、医療費や手当金などの保険給付費です。そのほか保健事業費、事務費などがありますが、保健事業は健康保険組合の大きな長所です。 決算の結果、決算残金が生じたときは、今後の給付費支出に備え一定の金額を法定準備金として積み立てることが義務づけられており、残りは別途積立金とするか、翌年度に繰り越すことができます。 |